こんにちは、ごちゃまぜwebです。
今回は民泊ポケットWiFiサービスの「SPACE WiFi(スペースワイファイ)」についてレビューしていきたいと思います。
今では、家でテレビを見るよりも、ネットでYOUTUBEや定額制の動画配信サービスなどを見る機会も増えてきていることから、個人で大容量のギガを使える民泊WiFiを契約する人もかなり増えてきています。その中でも、今回レビューするSPACE WiFiは縛り期間もなく、さらに契約事務手数料も必要ないことからジワリと人気が出てきているようですね。
ということで今回は、実際にこのSPACE WiFiを契約してみましたので、遅いと悪評もある「速度」や「端末の使い心地」、更には「ネット上での口コミが真実なのかどうか?」といった点についてレビュー・検証していきたいと思います。それでは早速見ていきましょう!
目次
結果から言うとSPACE WiFiは全然遅くない!
先に結論から言いますと、SPACE WiFiは全然遅くありませんでした。ちなみにSPACE WiFiではSoftbankかWiMAXかどちらかの回線を利用することになり、私は「遅い」と言われる方のSoftbank回線に当たってしまいました…(どちらを使いたいか選択できません!)
それでも個人的には、日常使いにおいて必要十分以上の速度が出ていると思います。
いくつかの時間帯でスピードテストを実施してみましたので、サンプルとして掲載しておきたいと思います。ちなみに測定した場所は大阪府堺市の堺市駅付近。めちゃめちゃ都会でもなく田舎でもなくといった感じの地域です。
SPACE WiFi 平日の午前11:00頃の速度

下り:29.1Mbps
上り:6.00Mbps
SPACE WiFi 平日お昼休み12:30頃の速度

下り:18.9Mbps
上り:5.20Mbps
SPACE WiFi 平日の午後18:30頃の速度

上り:22.2Mbps
下り:5.79Mbps
朝・昼・晩とスピードテストをしてみた結果、以上のような測定値となりました。
さすがに100Mbpsといった爆速は出ませんが、フルHDの動画視聴くらいなら10Mbpsも出ていれば全く問題ないレベルなので、20Mbpsなら必要十分以上かなと思います。
ちなみに私のネット利用環境は
- ネットニュースを見たり
- YOUTUBE見たり
- 楽天やamazonでネットショッピングしたり
- たまに動画配信サービスで映画やドラマを見たり
といった感じ。
たまに休みの日にヘビーに動画を見る日があるので、そういった日は「1日3GB」の通信制限がかかるのは覚悟の上ですね。
それでも平常運転ではいたってノーマルな使い方かと思いますし、普通にネットを利用するくらいの環境であれば、SPACE WiFiで十分だという印象。通信速度も問題なく高画質な動画も快適に視聴でき、外でも家の中でも電波がしっかり入るので個人的には満足しています。
手数料関係が一切かからないことや、民泊WiFiでは最安値を保証するという安心感もあり、これからかなり人気が出てくるでしょうね。
「まぁ、気に入らなければ1ヶ月でも違約金もなしで解約できるし」といった軽い気持ちで契約できるのもSPACE WiFiを選択したきっかけではありましたが、今回は契約して正解でした。
SPACE WiFi概要

SPACE WiFiは、民泊WiFiサービスのひとつ。回線工事をしたり端末を購入して契約するタイプではなく、WiFi端末を「レンタル」して利用するタイプのサービスです。「ポケットWiFi」なんて言われたりもしますよね。
SPACE WiFiサービス概要
月額料金 | 3680円(税抜) |
---|---|
契約事務手数料 | 0円 |
解約事務手数料 | 0円 |
端末配送料 | 0円 |
端末補償料金(任意) | 500円/月 |
故障・紛失時支払料金 | 補償サービス加入時10000円、非加入時40000円 |
契約期間縛り | なし |
利用回線 | WiMAX or Softbank |
通信制限 | WiMAX:3日10GB Softbank1日3GB |
SPACE WiFiをFamifi・SAKURA WiFiと比較
SPACE WiFiの料金や仕様を、似たようなポケットWiFiと比較したのが下記表になります。
SPACE WiFi | Famifi | SAKURA WiFi | |
---|---|---|---|
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|
1年間利用料金 | 44160円 | 58600円 | 53210円 |
月額料金 | 3680円 | 3980円 | 3680円 |
端末配送料 | 0円 | 1000円 | 0円 |
初期事務手数料 | 0円 | 3000円 | 8960円 |
解約事務手数料 | 0円 | 5000円 | 0円 |
データ通信無制限 | ○ | ○ | ○ |
通信制限 | WiMAX:3日10GB Softbank1日3GB | 3日3GB | なし |
月額料金は民泊WiFiの中でも最安値クラス。SPACE WiFiはなんと言っても「契約事務手数料」が無料である点は他にないメリットだと思います。他社の民泊サービスであれば平均で4000円程の初回の契約事務手数料がかかってきますからね。
さらに「解約事務手数料」も無料なので、仮にSPACE WiFiの使い勝手が悪いなという場合に、1ヶ月で解約したとしても、かかる料金は1ヶ月の利用料金3680円(税抜)のみ。
上の表を見てみると、ポケットWiFiの月額レンタルを提供している他社の代表的なサービスである「Famifi」や「SAKURA WiFi」と比べて、月額料金や1年間トータルの料金が最安値ということがわかります。

利用料金が民泊WiFiの中で最安値であることはSPACE WiFiの強みでもありますが、こうやって見てみると、1年後に他社と1万円以上もの差が発生してくるとは…
これは、ちょっとやそっとの差ではありませんね!
SPACE WiFiのメリット・デメリット
続いて、SAKURA WiFiの料金体系以外のメリットやデメリットについて見ていきたいと思います。安かろう悪かろうでは意味ありませんからね。ということで、まずはメリットから。
SAKURA WiFiのメリット
■契約開始月は日割り計算してくれる
SPACE WiFiは月額3680円(税抜)の利用料金となっていますが、どうしても月の中旬や下旬から使い始めたいときもあるでしょう。そんな場合に朗報!SPACE WiFiでは契約開始月においては利用料金が日割りで請求されます。

私が申し込んだのが12月11日(使用開始予定日が15日)で、請求額が「2220円」です。
■WiMAX/ソフトバンク回線を用意
SPACE WiFiでは「ソフトバンク回線」「WiMAX2+回線」のポケットWiFiが用意されています。通常、レンタルWifiではソフトバンク回線を利用することが多いですが、WiMAX回線が用意されているのは嬉しいですよね(※選べるわけではありません)
また「SPACE WiFiでレンタルできるポケットWiFi端末が古くて速度遅い!」なんてネガティブな情報で煽って、他のサービスに誘導しようとしてくる悪質なサイトも見受けられますが、全くのデタラメなのでスルーしたほうが賢明だと思います。
SPACE WiFiからレンタルされる端末は
- WiMAX回線 – Speed Wi-Fi NEXT W04(2017年に発売)
- ソフトバンク回線 – Pocket WiFi 801ZT(2019年発売)
と普通に最新機種ですし、性能的にも何ら問題はありませんよ。
■口座振替に対応
SPACE WiFiでは、クレジットカード払いの他に口座振替にも対応しているのが大きなメリットです。現状、ほとんどの民泊WiFiサービス(レンタルWifiサービス)では、支払い方法が「クレジットカード一択」になっています。そんな中、銀行口座からの引き落としを選択できるのはクレジットカードを持っていない人には嬉しい配慮です。
なお、口座振替を選択した場合は「毎月27日」が引き落とし日となり、通常口座振替では200円ほどの手数料が発生するので、この点は注意しましょう。
SAKURA WiFiのデメリット
■端末が届くまで回線の種類がわからない
SPACE WiFiでは「WiMAX回線」と「ソフトバンク回線」が用意されてはいますが、実際手元に届くまではどちらの回線を利用することになるのかわかりません。また、手元に届いてからの交換も不可となっています。

さすがに「自分の住んでいる地域はソフトバンク回線が入らない!WiMAX回線が入らない!」という電波状況の問題がある場合の機種(回線)変更には対応してくれます。
TwitterなどのSNSを見ていると「ソフトバンク回線が届いた」という報告が多いようですね。先述の通り私も、ご多分に漏れずSoftbank回線にあたりました。
■3日/10GBや1日/3GBの速度制限がある
それぞれのポケットWiFiは月間データ通信無制限で使えますが、「1日あたり」や「3日あたり」の制限があります。
速度制限がかかる基準は
- WiMAX回線:3日/10GB以上で18時~24時まで制限
- ソフトバンク回線:1日/3GB以上で当日制限
と、結構緩め。
「動画配信サービスで映画を2・3本観た」「動画や音楽をダウロードしまくった」といったような極端な使い方をしない限り、3GBなんてほぼいきませんからね。(通常、ドコモ・ソフトバンク・auの3大キャリアでスマホを契約すると1ヶ月で7GB上限が一つの区切りになっていると思います。1日で3GBという数字がいかにとてつもない容量かということがわかるかと…)
仕事の業務などで複数のパソコン・タブレット・スマホで同時に繋いだり、高画質な動画をダウンロードしまくるようなヘビーユーザー以外でしたらデメリットにはならないでしょう。
SPACE WiFiを実際に契約してみた、実機レビュー
SPACE WiFiに申し込んだのが、12月11日の23:30ごろ(実質12日?)で、最短の配送予定日が15日という案内でした。(これは申込画面で確認できます)そして、実際に届いたのがきちり15日。
私の場合は日本郵便のゆうパックで配送されていました。
手元に届くまでガチでソフトバンク回線かWiMAX回線のどちらにあたるのかわからないのですが私はソフトバンク回線に当たった模様…正直いうとWiMAX回線を使ってみたい気持ちはあったのでこれは残念。

中身は、
- モバイルルーター
- ACアダプター&コード
- 取扱説明書
の4点でした。
ACアダプターとコードも解約時(返却時)に揃っていないと、別途この分の紛失料金を請求されますので、なくさないよう大切に保管しておきましょう。

WiFiの名称とパスコードはモバイルルーターの裏面に記載されています。パソコンなりスマホなりでこちらのWiFiを選択しパスコードを入力するだけで、即日使えるのがレンタルWiFiの良いところですよね!
SPACE WiFiの評判・口コミ
ソフトバンク回線のルーターは微妙?でもWiMAXは室内で電波が弱い事もあるから…。問題なく使えている。ちな契約して3ヶ月。
WiMAXもきちんとエリア対応している地域でしたら、窓際に置いたりすると比較的問題なく繋がります。
また、ソフトバンク回線なら室内でも全く問題ありません。むしろauやWiMAXより室内では電波が強く繋がりやすいので使いやすいことも。
SPACE WiFiは安いけど制限もあるし微妙…?
ヘビーユーザー出ない限り問題ない。半年以上使ってるけど動画は問題なく再生できてるし、もし満足できないなら1ヶ月だけ使えばいい。ダメでも3,480円で済むし。
たしかに速度制限の容量が決まっていますが、他のポケットWiFiでも制限はほぼあるので、コレに関してはスッパリ諦めるのが無難です。
やはり、1日3GB(3日10GB)制限に対する意見が多く見受けられますが、まぁレンタルWiFiを選ぶ際には速度制限がかかるギガ数は事前に把握しておくのが当たり前になってきていますからね。それに「やっぱり3GBだとちょっと足りないかも…」という場合でも、違約金なしですぐに解約できるのはかなりのメリットだと思います。
Twitterでの評判・口コミ
ソフトバンク回線が多め
space wifi から届いた端末。
比較対照がアレなんで、こういうのもあれだが、快適すぎる…
2200円の勉強代から、月額3500円の生活必需品を購入と考えよう
ちなみに届いた端末はソフバンの方なので1日3GBで制限らしい。もうひとつの方だと3日で10GBで制限らしい、ちょっと残念 pic.twitter.com/AsZxKO9HkV— UMAton (@aton_um) April 13, 2018
Twitterなどの評判や口コミを探していると、私と同じくソフトバンク回線のモバイルWiFiルーターが届いた人が多いようです。ですが、肝心の通信速度も問題なく使えており満足気味な評価が多く見られました。ただやはりというか、1日3GB制限だけがちょっとだけ残念との口コミも。
総合的にはSPACE WiFiの評判はネット上でも上々。残念なことがあるとすれば、端末や回線を選べないことだけです。しかし、月額料金が民泊WiFiで最安値、手数料が一切かからない件を考慮すると十分すぎるかなと感じました。
SPACE WiFiの契約方法
SPACE WiFiの契約方法は超簡単、5分あれば終わります。まずは、下記リンクからSPACE WiFi公式ページへ移動して下さい。
公式ページへ進むとの右上に「SPACE Wi-Fiを申し込む」とあるのでクリックします。

申し込みページに移動しますので、必要事項を記入後、「確認画面へ」をクリック。途中「同意する」にチェックを付けるのをお忘れなく。

すると、次にクレジットカード情報入力画面欄が出てきますので、そちらにクレジットカード情報を記入すれば申し込み完了です。
申込後、登録したメールアドレスに自動返信でメールが届きますので、確認しておいて下さい。
SPACE Wi-Fiの解約方法
SPACE WiFiの解約申し込みページはトップページ右上の「よくある質問」のところにあります。一応ここでも解約ページへのリンクを用意しておきますね。
解約ページでは、必要事項を記入のうえ「確認画面」と進み解約申請を済ませましょう。あとは端末を返却する必要があります。

SPACE WiFiの返却方法(ローソンがおすすめ)
SPACE WiFiの同封物に返送用のレターパックなどがないので、レンタル機材一式を返却するときには、自腹を切る必要があります。そこでおすすめなのが、郵便局で販売している「レターパックライト」です。
実はこのレターパックライト、コンビニのローソンでも販売されているんです。しかもローソンにはポストも設置されているのでそのまま投函できるので、返却時にはローソンへ行くのがおすすめ!
ちなみにレターパックは一番安いものだと追跡番号がついていないので、追跡番号付きのレターパックライトを購入しましょう。店員さんに言えば出してくれますよ。
念の為、レターパックに記入するSPACE WiFi宛の住所を記載しておきます。
〒060-0061
北海道札幌市中央区南1条西5丁目20 郵政福祉札幌第一ビル1F
札幌南1条郵便局留め SPACE Wi-Fi宛
TEL:0120-546-573
返送期限や返送に関する注意点
SPACE Wi-Fiの解約申請をした場合、申請を出した翌月が解約月となります。また、レンタル端末は解約月の翌月の5日まで返却して下さい。
例えば…
- 1月5日に解約申請を出した
- 契約は2月の末日まで
- 3月5日までに端末を郵送返却
といった感じ。
また、端末の紛失や破損などが見つかった場合は後日、10000円(税抜き)を別途請求されるので、注意しましょう。
SPACE WiFiを実際に使ってみての個人的評価
今回約3ヶ月に渡って縛りなしWiFiを使ってきました。その中で個人的に良かった点、ここはちょっと…という点がありましたので、ありのまま書いておこうと思います。
縛りなしWiFiの良かった点
- 契約当月は日割り計算してくれる
- とにかく月額料金が安い
- 契約事務手数料が無料
- 解約手続き料がかからないのも嬉しい
- フルHDや4K動画も普通に再生され動画速度についても不満なし
- モバイルルーターがコンパクトで携帯性が良かった
縛りなしWiFiのイマイチな点
- 1日3GBだと私は足りない日があった
- WiMAXとソフトバンク回線を選択できない
今回はあくまで「検証・人柱」という形でSPACE WiFiと契約してみましたので、私の使用環境下では「1日3GB」で足りない日があることも承知の上。また、この速度制限について、1日で3GBを超えるとしっかり速度制限がかかりましたね。
ただ通信速度についてはなんら不満なく、日常使いについては何のストレスも感じませんでした。
私は対戦ものなどのネットゲームはやらないので、そういった環境下での快適性はわかりませんが、そこまでガチ勢の方はWiFiではなく有線接続でゲームを楽しまれたりすると思います。もちろんスマホのゲームアプリ程度なら、快適にプレイできました。
正直言ってしまうと、良い点は多々ありましたがイマイチな点はほぼなく、大満足のポケットWiFiでした。今回私はソフトバンク回線にあたりましたが、WiMAX回線だとまた電波状況も違うでしょうし、通信速度も違ったでしょう。(一般的にはWiMAXの方が速い)ただ、ソフトバンク回線のほうが高速通信で繋がる範囲が広かったりというメリットもありますのでこの辺は一長一短といった感じ。
トータル的な評価としましては、SPACE WiFiは月額料金も安く、違約金や契約縛りが一切ないのがおすすめポイント。個人でも使える民泊WiFiの中では、ダントツで使いやすいサービスだと感じました。
SPACE WiFiをおすすめできるのはこんな人
以上、SPACE WiFiの個人的レビューや通信速度、ネットでの口コミについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
それでは最後に「SPACE WiFiをおすすめできる人」ということについて、まとめておきたいと思います。
- とにかく安いレンタルWiFiを探している
- 出張や引っ越しなどで短期での解約を考えている
- WiMAX・ソフトバンク回線を使いたい
- そこまでハードにはネットを使わないけどスマホのギガ数だけでは足りない!
- 1日3GB以上は使わない
- バカでかいモバイルルーターはイヤだ
SPACE WiFiは以上のような使用用途であればかなり満足できるサービスだと思います。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。